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文藝ホラー企画お疲れ様でした。
中学生の時部活で遅くなって帰ってきたら当時住んでた団地の1階の電灯が切れて
チカチカしているのが怖くて階段が昇れなかった、
というレベルで怖がりだった私ですが、無事にホラー企画が読めてよかった。
それはまぁかなりの時間も経過してるし、神経も図太くなってるよね……
因みに近くの公衆電話から家にかけて、兄に迎えに来てもらいました。
階段を下りてくるだけなのに超めんどくさがってました。
気持ちは分かる。

ホラーなんか思いつくわけない、とハナから決め込んでいたのですが
今頃ネタを思いついたので、もし機会があれば来年にでも参加しよっと。
私自身は霊感が全くと言っていいほどないのですが(ありがたいことに)、
私の周囲にはちょこちょこ「見える」人が居まして。
「道の隅っこにお坊さんがいて、それがいきなりぐわぁぁぁって近づいてきて
 視界一杯に広がった時はどうなるかと思った」
とか、
「寝てたら思いっきり頭を掴んで揺さぶられて、
 『寝るなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!』
 って叫ばれて寝れなかった」
とか。
(受験期だったので、「カテキョの生霊かも☆」とか言ってました)
彼女らが嘘をつくような理由がまったくないので、そういう世界もあるのだな…と
ぼんやりと思っています。
そしてしみじみ思います。
霊感がなくて本当によかったな、と。

でも考えてみれば、小さい頃にちょっと奇妙なことはいろいろあった気がする。
いつも公園のブランコのところに青い作業服のおじいさんが立っていて、
視界の端に「ああいるなぁ」って思ってるのに、ちゃんと見ると消えちゃう。
その内に見えなくなりましたけど。
あと、豆腐を残して「もったいないお化けが出るよ!」って脅された夜に
てるてる坊主が宙をふわふわたゆたいながら、こっちに近づいてくるのを見たのは、
あれは……さすがに夢だったのかもしれない。うん。
当時の私は「あれこそもったいないお化けだ…!」と確信してたけど。


大きくなってからは、一回だけひやっとしたことがあったかな。


当時住んでいたところはとんでもない坂道の中腹で、
時々犬の散歩で、その坂道をどこまでも上ってみることがあったのです。
上りきるとそこにはテレビの電波棟の建物と、登山道の入り口がありました。
昼でもなんとなく薄暗い雰囲気で、人通りもあまりなく。
時々車が止まっていても、なんとなく薄汚れて傷だらけの車だったりして。
テレビの電波棟の石造りの門も、ひびが入ってしみがたくさんあったり。

それでもせっかく山があるんだし、登ってみようかな、と思ったのです。ある日。
散歩には程よい規模の山だったし、
電波棟のところには守衛さんが居るからそれほどの心配もないだろうし、
それでもちょっと怖いからわんこを連れて、散歩のついでにいいかもな、と。

山の入り口は木を埋め込んで段差を作ってあるよくある感じで、
昼間だから木漏れ日なんかも差していて雰囲気は悪くない…はずなのですが、
私が知っている山の感じと何かが違う。
さわさわ、と木々が擦れあう音も、なんだかいつもとトーンが違う。
それでもわんこがいるから大丈夫さ、と信じて、山に足を踏み入れてみました。

一歩進むごとに、山の気配が濃くなっていく感じ。
光溢れる入り口がちょっとずつ遠くなっていく感じ……

ふと心細さを覚えた瞬間に、
何かが思いっきり私の背中の辺りを引っ張りました。
瞬間的に、強い力で。
思わず叫んで、バランスを崩しそうになったのを覚えてます。

振り向いてみると、もちろん誰も居ない。
犬が引っ張ったのかと思ったけど、犬は前を歩いているのです。
後ろには引っ張りようがない。

私はその意味を深く考えないようにして、速やかに入り口に引き返しました。


勘違いとか気のせいとは思えないくらいはっきりと私を引っ張った「それ」は、
怖いものというより、むしろ「善きもの」だったのではないかなぁと思います。
それ以上入り込むな、と。
それから何度か坂道を上りはしたけど(市内が遠くまで見晴らせて気持ちいいので)
山の方には近づかないようになりました。
それが黄昏時じゃなくてよかったな、と思っています。
きっと夕方の時刻は、善きものよりも「向こう側のもの」の存在の方が
強くなってしまうと思うから。

そしてその出来事ではっきりとわかったのは、
うちのわんこには全くそういうものを感知する能力がないらしい、ということです……
動物はそういうのに敏感だって聞くのですけどね?
彼はもふもふと、ふわふわと、きゅるるんと、あらゆる細胞をきらきらさせながら
実に快活に山道を登っていましたもの……
でもそういうところも好きです。かわいい。


最後が犬の話になってしまったけど、
私の出来る怖い話ってこれくらいなのですよね。
そんなわけで、もし私が来年書くとしたら人間の怖さがどうのこうの的なやつになるでしょう。
来年も新都社に居るのかな。文章書いてるような余裕あるのかな。
ある意味そういう現実のほうがよっぽどホラー。
ああそうだ、お化けをあんまり怖がらなくなったのは、高校生の時に
「遅刻とテストと人間の方がよっぽど怖いよ!」って悟ったからなんだ、
と今思い出しました。

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